で、音はというと、これがたまらなくいい。特にフロントの艶のある色っぽい音はめっちゃ気持ちいい。普通何年も寝かした木でギターを作ったりするが、これは作られてから35年寝てたギターだ。そのせいかどうかしらないが音がすごくいい。買ったばかりの頃は最初に買ったアリアプロⅡのストラトのほうが気に入っていたので、このレスポールがそんなにいいとは思っていなかった。あの頃は歪ませてギャンギャン弾くしかできなかったからクリーンの音の良さなんてわからなかったのだろう。
LS-500VSにはProto-MaticⅡというハンバッキングピックアップがついている。当時のカタログによれば、オーソドックスなアルニコのマグネットを使用したハンバッキングピックアプで、メローな高音、太い中低音、パワフルなサスティーンです・・みたいなことが書いてあるが、まさしくそのとおり。特にフロントはまったくその通り。リアがちょっとパワーが弱いような気がするが、音は悪くない。35年くらい前のジャパンビンテージはなかなかのものだと思う。