極軸あわせ
周囲が明るかったせいか北極星のぞき穴から北極星が見えなかったのでポーラーメーターで極軸合わせをしましたが、100mmで1分の露出がOKでした。今思うと4×22の双眼鏡を使えば穴を通してでも見えたと思います。今度やってみよう。ポーラーメーターはつけっぱなしにしておきました。そうすればポラリエ自体がずれたかどうかすぐにわかります。方位角や緯度がもう少し精密に読み取れるようになっているといいんですけどね。ま、この程度でも充分に使えるとは思いますけどね。
4×22の双眼鏡を使って覗き穴を通して北極星で極軸を合わせるとき、北極星の時角はポラリエに付属の星座早見盤であわせようと思います。4×22で見ると覗き穴はぼやけて見えますが穴の中心はある程度判断できます。北極星の赤経は2時31分くらいなので星座早見盤の5月1日の方向に北極星があるということになります。双眼鏡で見た月の大きさくらいをその反対の方向にずらしてやれば極軸があわせられるかも。いやたぶんこれは机上の空論でしょう。穴の中心くらいで充分でしょう。たぶん。
バランス
カメラを取り付けたとき極軸まわりのバランスをとらないとガイドは失敗しやすくなります。そこで下の写真のように自由雲台を2個つないで極軸の東西のバランスをとりました。この状態ではポラリエ本体につけているバル自由雲台のクランプをゆるめても静止しています。実際には東側をやや重くしたほうがバックラッシュの影響を少なくできます。望遠鏡ショップなどから極軸につけるアダプターのようなものがいろいろ出ていますが、カメラが520gと電池、100mmレンズが625gと回転三脚座、雲台が300gと130gで、あわせて1.7kgほどもあり、バランスウエイトをつけるとポラリエの許容搭載重量2kgを超えてしまうので、これからも自由雲台2個連結でバランスをとっていこうと思います。
ポラリエとカメラの固定について
ポラリエと三脚にはArukasのボールヘッドを使いました。これは非常に良くできた雲台で、クイックシューをポラリエにがっちりとりつけたらポラリエがずれるなんてことはほとんどありません。ボールのフリクションも調整できるし、水平は単独で動かせるので、極軸の方位と高度合わせと固定も問題なしでした。ちなみにArukasはさかさに読むとsakura・・・コニカの製品です。今はもう売ってないかな。
ポラリエにつける2個の自由雲台はスリックのバル自由雲台とそれよりちょっと小さいSBH-120BKNです。バルのほうはボールのクランプが一方向のレバーなので力を加えると他の部分を動かしてしまいやすいのであまり好きではありません。SBH-120BKNは小さくてちょっと頼りなく感じますが、クランプの軸の両方向にレバーがついているのでトルクだけをかけやすいので他の部分がずれてしまうことが少なく、見た目以上に固定する能力もあるし動きもスムーズで気に入っています。二個ともSBH-120BKNにしようかと思っています。
また、SBH-120BKNのボールの裏には8mmくらいの穴があいており、ここにネジを切って棒をつけてバランスウエイトを装着しようかななんて考えてもみたのですが、自由雲台の二個連結でバランスがとれるのでそうする必要ないかなと思っています。