箱はでかかったです。
箱は2重になっており、内箱と外箱の間になぜかラーメン屋の感謝カードが挟まっていました。ちなみにこのラーメン屋は私もよくいく店で、結構うまい。ラーメン屋にありがとうといわせるなんざケンコーもなかなかやるのう。
早速組み立ててみました。
ネットなどで鏡筒が真円じゃないとか仕上げが粗いとかいろいろ言われていましたが、そんなことはまったくなく、充分に丁寧に作られています。以前は中国で生産していたそうですがCRになってからは国内で組み立てているそうです。見た目はまったく問題なしでした。
接眼部もよくいわれるようにひ弱であるとかガタガタであるとか・・そういうことはまったくなく、しっかりした造りだと思います。接眼部の傾きを修正できるネジもついており、見た目は安っぽいのですが実用上充分な造りだと思います。
セルはシースルー式で温度順応が早そうです。光軸修正ネジは工具なしで操作できます。
光軸はちょっとだけずれていました。輸送中に動いたのかもしれません。でもこのままでもちゃんと風景は見られました。もともとニュートン式は調整しながら見るものです。斜鏡の調整には2ミリの6角レンチとプラスドライバーが必要ですが、ここさえきっちりと合わせておけば、主鏡は工具なしで合わせられるのでそれほど面倒でもなさそうです。
光軸調整前
光軸調整後 (あとちょっとであうというところ)
接眼部から覗いてみたところ(手持ち撮影なのでちょっとずれて見えてます)
まだちょっと修正しないといけないようですが、ま、だいたいこれくらいでいけると思います。鏡筒が14kgあるので5.1kgのウェイトを注文していたのですが、なぜか1.5kgのウェイトが送られてきました。1.5と5.1じゃ間違いやすいよね。トミタに電話したら日曜には届くそうなので、届いたらEM200に載せて、ST2000XMとモーターフォーカサーをつけて最終的な調整をしたいと思います。
20センチを25センチにしてもたいした差はないんじゃないかと思っていたのですが、主鏡の面積を計算してみたら、その差は15センチの望遠鏡1個分に相当します。ちょっとは短い露出にできると思います。ただ1800mmが1200mmになるのでその点が心配ですが中解像度で撮影すれば問題ないと思います。やってみないとわかりませんが、もし万が一超新星探索用にだめだったとしてもTA経緯台に乗せて観望用に使うつもりです。
思えば小学6年生のときケンコーの11センチ反赤(SR900)を買ってもらって以来44年ぶりのケンコーの望遠鏡です。最近はケンコーというと、安かろう悪かろうといったイメージがありますが、そんなことはありません。きちんと使いこなせば25センチの威力を充分に実感できると思います。
やる気満々ですね。
EM200に載る最大口径はC11なんでしょうが、焦点距離が少し長すぎると思います。
安定運用するならこれかな・・・と。鏡面精度は惑星用にもじゅうぶんなようですし。
スタパー楽しみにしてます(^^)
スタパーにはTA経緯台でいくことになりますが、バランスウエイトが足りなくて・・思案中です。