真空管アンプのキットとスピーカーを自作した。
スピーカーは台湾のTangBangのW3-593SDという8センチのユニットで塩ビ管を使った共鳴管方式だ。このユニットはわけありで3000円(ペア)で入手した。塩ビ管は全部で3000円くらい、その他の部品1000円くらいでしめて7000円(ペア)くらいでできた。
塩ビ管スピーカーは実験しながら簡単に作ることができる。今回は1回折り曲げの共鳴管としたが何度も折り曲げてスパイラルホーンとすることも簡単にできる。
とても8センチのスピーカーとは思えないほど量感たっぷりの低音がでる。また、小口径フルレンジの歯切れの良さと定位感がとてもいい。
真空管アンプはエレキットのTU879R。6L6GCという真空管がついているが、KT88などに差し替えることができる。33900円で購入した。
自作と書いたが、実際にはほとんど兄が作った。わたしはジャンパー線と抵抗をいくつか半田付けしたくらい。兄はこういうことに関してはとてもうまい。全部自分で作るべきかなとも思ったが失敗したくなかったので兄にほとんどまかせた。
子供の頃、よく兄にプラモデルを作ってもらったことを思い出しながら6時間ほどで完成。しかし、今思うとやっぱり全部自分で作るべきだったかなとも思う。自作はほんとに楽しい。次回は300Bのキットかプリアンプを作ろうかな。
TU879Rの出力は8ワットだが、今回の8センチスピーカーでもメインのB&Wマトリクス805でもばんばん鳴る。ハムはまったくない。フルボリュームにするとノイズがちょっと聞こえるが、通常の使用位置ではまったく問題ない。音質は耳障りのよい聞き疲れのしない音だ。だからといって高域が出ていないかったるい音というわけではない。
たったの3万円程度でこんなに音がよくていいのかと思うほどだ。
までも、同じ趣味で良かったよ。ブログ開設おめでとう!