2017年 06月 19日
ヤマハのスピーカーNS-F700を購入した。だいぶ前から博多や天神にいったときにオーディオショップであれこれ試聴したのだが最終的にこれが一番気に入った。あるオーディオショップでは、私は主にクラシックを聴きますというとネットのレビューや知恵袋などで絶賛されているヨーロッパ系のスピーカーを薦められたのだが、私には高域を押さえた鈍い音に聞こえた。クラシックというと柔らかい音とか穏やかな音というふうに決めつけている人が多いような気がする。クラシックに限らずどんな音楽も激しい音や優しい音や、澄んだ音や濁った音など様々な音で構成されているので、できるだけ原音に忠実なスピーカーがほしいのだ。よく原音再生は無理と言われるが、原音再生とは生演奏の再現ではなく、録音機に収録されてステレオ再生用に仕上げられた音源を実際の生演奏の音量以外はできるだけ過不足なく忠実に再生するということだと思っている。ただ、原音がどのようなものであるかは想像するしかないのだが、聞き疲れしないようにはじめから原音再生をあきらめて高域を押さえたり、個性を出すために音を作ったりしているようなスピーカーは私にはあわない。ヤマハのNS-F700は僅か1本4万円くらいで買える普及価格帯のスピーカーであるが、演奏者や制作者の意図などを充分に聞き取ることができる。NS-F700のNSとはナチュラルサウンドという意味だそうだが、まさしくそう思える音を出す。これからますます音楽を聴くことが楽しくなりそうだ。
by takabogeo
| 2017-06-19 15:44
| Audio
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