何番でもよかったのだが、3楽章の田園風ののどかな感じを味わいたくて6番にした。激しい1楽章2楽章が終わるとゆったりとした3楽章が始まる。やがてカウベルがカラカラと鳴り、アルペンホルンのようなホルンがパーパーパッパパーと鳴るとき、そうだよ人生これでいいんだよ~のんびりしようよ・・といった気分になる。生ではロンドンフィル、都響、N響の演奏を聴いた。特に印象にのこっているのは都響である。上野で聞いた。(と思う・・忘れかかっている)。エリアフ・インバルが指揮していた。6番は巨大なハンマーの打撃を2度も行う。これがすさまじい。生で聞くとかなり迫力がある。その他、グロッケンシュピールや鞭などの打楽器が生でしか味わえない迫力を感じさせる。オーディオで聞くときはなるべく大きな音で聞きたい。川崎のアパートに住んでいたときはスタックスのヘッドホンで聞いていた。今も夜にはそうするが、昼間は隣と離れた一軒家なのでけっこう大きな音で楽しんでいる。そんな激しい4楽章もハンマーで二度も叩かれたせいか巨人は戦いに敗れ死んでいく(勝手な妄想)。最後は不吉な感じのマイナーの響きの和音で終わる。ちょっと疲れるCG満載映画のようだが聞き終わると音楽のおもしろさの余韻にひたれる。
インバルはオーディオマニアらしい。秋葉原でボディが瑪瑙(めのう)でできているという日本製カートリッジ「光悦」を買ったのだそうだ。そういえばフランクフルトとインバルのCDの録音はオーディオ的でダイナミックレンジが広く感じる。よーく聞くとインバル本人のうなり声のような音も聞き取れる。そんなことはどうでもいいのだが、私にとってインバルのマーラー全集は小沢やブレーズの演奏と同じくらい大事なCDである。
こないだもらったクラリネットのベートーベンバイオリンコンチェルトよかったー。
その無理がいいんじゃないのでしょうか。逆にスムーズ過ぎて本来の楽器よりよく聞こえるなんて場合もあるでしょう。アストリアスなんかそうですよね。本来はピアノ曲だし。どっちにしてもちょっと変わったCDはおもしろいですよね。
「ソロ・バッハ」というCDはなかなか売ってませんね。
シャコンヌの編曲物探していたらこんなとこ見つけました。
http://homepage1.nifty.com/chaconne/cdinfo2.html
シャコンヌの編曲の情報は私もそこから得ました。リコーダってのがやっぱり聞いてみたいですね。ギター編曲や演奏は今やいろんな人の版があって、いまやギターとしても重要なレパートリーになった感があります。でも、プロでもないと、年がら年中やてないとすぐに忘れそうな予感がしますね。