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遠足の日の朝にみた夢

 ワールドカップ南アフリカ大会最終予選に向けての合宿中、岡田監督に呼ばれて、こう言われた。
    「これからは若手を見てやってくれないか」
 それは、代表として招集はするが、それはレギュラー要員としてではなく、若手を鍛えるためのコーチ的な役割を果たして欲しいということで、最悪の場合、本大会では代表をはずすこともありうるという意味だった。

  嫌な夢だ。目が覚めたとき、いろんなことを妄想してしまった。自分にとって今大会が年齢的に最後であること。過去2度のワールドカップには実力がありながら出場できなかったことなどだ。

  最初のワールドカップのときは怖い物知らずだった。ボランチでありながら積極的に攻撃に参加し、得点能力も高かった。しかし、組織として戦うことを優先したトルシエは、自由奔放な私のサッカーを嫌い、本大会直前に私を代表からはずした。

  ジーコは私をピッチ上の監督として信頼していた。takaboのチームだとも言われていた。しかし、ドーハで行われたイラク戦で夢は途絶えた。私に股抜きをされた選手の後方からのハードタックルで負傷し、ついに本大会には出場できなかった。本大会でチームは一勝もできなかった。ジーコは私の名前こそ挙げなかったが、「ベストメンバーで戦えたら、少なくともベスト4まではいけただろう」と言ってくれた。

  岡田監督に呼ばれる前の日、DFのトゥーリオと話し合った。「予選ではやらないが、本大会では、俺とおまえでワンツーをしながらせめあがろうぜ」、「やりましょう。takaboさん」とトゥーリオは快諾してくれた。しかし、それはもうできない。

  ・・・みたいなことを妄想した。私って、けっこう幸せな人間かも。
  
   
by takabogeo | 2008-03-25 02:06 | | Comments(0)

なんでもありーの


by takabogeo
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